スター不動産担保ローンとは

使用用途自由の金融商品にはカードローンなどがありますが、一般的なカードローンだとどうしても金利が高くなってしまう上に、融資限度額も限られてしまいます。東京スター銀行のカードローンは金利も低めとは言うものの、保証料込で14.6%となってしまうこともありますし、最高でも融資額は500万円までとなっています。そのため、それ以上の融資となるとカードローンでは対応できないのです。
東京スター銀行の不動産担保ローンとは、その名の通り不動産物件を担保にして融資を受けるというタイプの金融商品です。万が一返済できなかった場合には担保となっている不動産が差し押さえられてしまいますが、その分金利も低く設定(基本金利2.4%~3.2%)されていますし、融資期間も最長で20年までOKです。誰でもローンを組む場合には確実に返済できるように計画しますので、よほどのことがない限り問題なく返済できるでしょう。それよりも金利負担が少なくなるので、同じ額を融資してもらう場合でも担保にできる不動産があればカードローンよりもスター不動産ローンにしたほうが金利負担も軽減されるのでいいでしょう。
前述の通り、使用用途は自由(事業資金としては不可)ですので、借り換えや借金の一本化等にも利用できます。ただし、事務手数料が108,000円+登記費用、印紙税等がかかりますので、そういった費用をよく計算してみて、メリットが感じられるようなら、是非スター不動産担保ローンを活用してみるといいでしょう。

スター不動産担保ローンの金利

お金を借りる場合に、どうしても気になるのが金利負担でしょう。できるだけ金利は低い方というのは誰でも同じことです。東京スター銀行のスター不動産担保ローンはカードローンなどのように無担保で融資するわけではなく、不動産物件を担保にするわけですから、金利は低く設定されています。誰でも借金を踏み倒そうと思って借りるわけではなく、しっかりとした返済計画がある、返済するつもりですので、不動産を担保にするだけで金利が低くなるので、不動産担保がある方はそうしたほうがいいでしょう。
ではスター不動産担保ローンはどれくらいの金利になっているのでしょうか。
スター不動産担保ローンの金利は、基準金利に調整幅とメンテナンスパック料を合わせた額で決定されます。基準金利とメンテナンスパック料は決まっているのですが、調整幅は東京スター銀行の審査で決定されるので、実際の金利は審査を受けてみないと分かりません。ちなみに基準金利は4つに分けられ、変動金利型、固定金利(3年・5年・10年)となっています。変動金利型は年率2.4%、固定金利型の3年は3.0%、5年は3.05%、10年は3.2%です。メンテナンスパック料が一律0.3%ですので、単純に2.7%~3.5%と計算した方が早いでしょう。肝心の調整幅は0.5%~4.5%となっておりますので、実際の金利は3.2%~8.0%となります。ただ一般的には借り入れ金額が多く、返済期間も長くなると金利は低くなるので、高額融資を受けて8.0%の金利になる事はあまりありません。まずは審査を受けてみることが一番分かりやすいでしょう。

 

スター不動産担保ローン融資限度額

金融機関でお客様に融資をおこなう事での一番のリスクはお客様が返済できなくなってしまうことです。返済できなくなってしまうと、貸していた元金が回収できなくなってしまうのですから、金融機関でも損害を出してしまうことになります。その損害を最小限にするために担保や保証人をつけて回収するのです。もちろん、保証人も返済できなくなる可能性もあるのですから、一番は不動産を担保にするのが回収しやすい方法なのです。逆にいえば、回収できる可能性があるため、不動産を担保にすれば高額融資も可能になるというわけです。
ではスター不動産担保ローンはどれくらいまで融資してくれるのでしょうか。
基本的に、東京スター銀行のスター不動産ローンでは、融資金額が100万円~1億円となっています。事業資金としては融資できませんので、個人的に借りる額としては十分すぎる上限額と言えますので、まずたいていの人が望む額は融資できるということになります。とはいうものの、誰でも1億円まで融資できるという訳ではありません。返済期間は最長20年ですから、あくまで20年間で返済できるだけの収入があるという事が第一条件になります。また、それに相当する不動産担保もなければいけません。仮に1億円融資してもらったとしても単純計算で、元金だけでも年に500万円、月だと42万円近く返済、それに利息が加わるのですから、一般の会社員では厳しいでしょう。
ただ、やはり融資限度額が1億円までOKということは大きなメリットであり、ほとんどの人が活用できることには間違いありません。

スター不動産担保ローンの融資期間 

東京スター銀行の不動産担保ローンでは、不動産を担保物件にするため、高額融資が可能となります。ただ、高額融資が可能といっても、毎月の返済額が多くなると、返済が厳しくなる事があります。融資額を少なくすれば毎月の返済額を抑える事は出来ますが、やはり必要なだけのお金を融資してもらう訳ですから、なかなか融資額を減らすのは難しいところです。そのため、融資額を減らさずに毎月の返済額を少なくするためには、融資の返済期間を長くするほかありません。
ではスター不動産担保ローンの融資期間、返済期間はどれくらいまでOKなのでしょうか。
実際、スター不動産担保ローンの融資期間は1年~20年(融資金額が200万円以内の場合は2年以上)となっており、長期間の借り入れが可能です。そのため、毎月の返済額を減らしたいという方は最長で20年まで返済期間を延ばすことができます。単純計算ですが、1,000万円融資してもらった場合(基準金利2.4%~3.2%+調整幅0.5%~4.5%+メンテナンスパック料0.3%のため、仮に年利5%として計算)、20年返済となれば毎月65,000円程度となり、仮に15年で返済とすると毎月80,000円程度になってしまうのです。
もちろん返済期間は短い方が金利負担が小さくなり、実際に前述のケースでは150万円近く利息が変わってしまうのです。そのため、できる限り短くするといいのですが、やはり長期借り入れが可能というのは大きなメリットでしょう。長く借り入れでいない商品だと、どうしても毎月の返済が厳しくなってしまい、返済できなくなる可能性もあるのですから。

どんな人が利用可能?

東京スター銀行のスター不動産担保ローンは、どのような人が利用できるのでしょうか。
まず、ネーミングからもわかるように、不動産がない人はこのローンは使用できません。ただ、不動産の所有者は借り入れする本人以外でも配偶者、実の両親、実の兄弟が所有する不動産であれば担保としてはOKです。その場合、東京スター銀行が抵当権者として抵当権を設定できる場合に限ります。分かりやすく言えば、他の金融機関に抵当権がある場合には利用できません。
借り入れできる人の条件としては、年収200万円以上の所得がある方に限られ、年齢は申し込み時の年齢が満20歳~69歳までとなっています。ただ、スター不動産担保ローンは最長20年まで返済期間があります。そのため、年齢が高くなってしまうと仕事もなくなり返済も難しくなる可能性が出てくるため、返済期間が20年では借り入れできないこともあります。基準としては、ローンの完済時の年齢が84歳までとなっています。例えば、申込時の年齢が69歳でもOKとなっているものの、69歳の方は返済期間は15年までということになるのです。もし、返済期間を20年にしたいという場合は64歳までに申し込むことになります。
また、不動産担保があると借り入れできるわけですが、その借入希望額に相当するだけの不動産物件がなければいけません。返済できなくなった場合にそのローン残高に匹敵するだけの価値がある不動産を所有していないといけません。分かりやすく言えば500万円相当の不動産で数千万円の融資は厳しいということになります。

スター不動産担保ローン体験談

東日本大震災の影響で、実家の一部損壊がありまとまったお金が必要になりました。地震保険に加入していなかったため、その費用も捻出できなかったため、融資を受けることを検討していました。
そこで検討したのが不動産担保ローンです。一般的なローンだと担保や保証人がいないと厳しかったですし、住宅ローンでもいいのですが、これを機に消費者金融カードローンとかクレジットカードのキャッシングもまとめてしまおうと思っていたので、住宅ローンだとそれができないので…。しかも毎月の返済額は多くなると返済も厳しくなると思ったので修繕費用とローン残金も一緒に借りられる金融商品をと思っていたのです。
そこで選んだのが、東京スター銀行のスター不動産担保ローンです。使用用途が明確に分かれば事業資金以外は利用できるということだったので、自分の条件にぴったりでした。そしておまとめローン的なところもあったので、カードローンとかキャッシングの返済も一本化することで毎月の返済額が少なくなりました。実は一本化は前から考えていたので、丁度いい機会になりました。実は家の修繕費用を借りて、一本化したのですが、毎月の返済額は減ってしまったんです。これから返済が厳しくなるなぁ、と思っていたのですが、逆に楽になったんです。もちろん返済期間は長くなりましたけど、今までのようにカードローンを返済してもすぐにキャッシングするということがなくなったので、やってよかったと思っています。